999の部屋
49.絶対評価と相対評価
掲載日:2025.07.22
最終更新:2025.07.22
弊社では、基本的に人事評価ではなく、共育システムといって、共に育つ、育む仕組というのを確立していますが、かといって何も指標を持っていないわけではありません。もちろん売上目標というのも掲げていますし、それぞれの部署で色んな目標を設定します。ただ、それが出来たか出来なかっただけが評価基準になるような事はしていません。
よく評価には絶対評価と言われる、いわゆる90点以上はS評価、80点以上はA評価・・・など基準を超えたかどうかがポイントで誰が見ても判断が出来てわかりやすいものと、相対評価と言われる、他者と比べてどうだったかという基準があります。
絶対評価だけだと、全員が例えば5段階評価の一番上になることもあり得ます。逆に相対評価だけだと、会社の業績がものすごく悪くても、まんべんなく評価がいい人が出てくる。
だからこそ、両方の目線が必要だと言われています。先日ある読み物で、その事をスポーツに例えて、参加標準記録(絶対評価)を超えた上で、オリンピックの出場があって、それ以上は競い合って金メダルを目指す。まさに両方が必要であるという話を読みました。これはとてもわかりやすい例だとおもいます。
余談ですが、入学試験は絶対評価に近いので、良い点を取る人が多くなりすぎると、判断が出来なくなるため、どんどんと試験が難しくなっているというのが、今の現実的な問題かなと感じます。今の子供の試験問題を見ると、自分が同年代の頃、そんな問題やっていたかな?と感じてしまう部分があります。
弊社は、最低限やってもらいたいことという絶対評価の部分を設けているのと、相対評価を設けています。ただ、相対評価については、大きな会社ではないので、ひとり一人がそれぞれの仕事をしています。同じ仕事をしている人は少ないです。そんな事もあって相対的に評価する相手は、過去の自分という基準を置いています。以前の自分と比べ、今回の自分は成長出来たか?頑張れたか?そうやって他者と比べるのではなく、過去の自分と比べる。そんな相対評価を持つことは、有る一面では非常に厳しい部分も出てきますが、人間の成長を一番促す事が出来るのではないかと、私自身は感じています。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野