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磨き仕上げ vs メッキ加工|仕上がり・耐久性・メンテナンスの違いを比較 No.318


掲載日:2025.09.08

最終更新:2025.09.08

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

「磨き仕上げ」と「メッキ加工」。
どちらも見た目を美しくするための加工方法ですが、その仕上がりや耐久性、メンテナンス性には大きな違いがあります。
この記事では、それぞれの特徴をわかりやすく解説し、選ぶ際の参考になるようにまとめました。

磨き仕上げとは?

磨き仕上げは、金属そのものの表面を研磨して光沢を出す方法です。
バフや研磨材を用いて表面を平滑にし、素材そのものの質感や色味を楽しめます。

😊メリット

・素材本来の風合いを活かせる

・鏡面仕上げやヘアライン仕上げなど表現の幅が広い

・小さな傷であれば再研磨で修復可能

😵デメリット

・素材によっては酸化や変色が進む(真鍮など)

・手間と時間がかかる場合がある

メッキ加工とは?

メッキ加工は、金属の表面に別の金属を被膜として付着させる方法です。
電気メッキや化学メッキの技術を用い、ニッケル・クロム・ゴールドなどを数ミクロン単位でコーティングします。

😊メリット

・均一で高級感のある仕上がりが得られる

・金・銀・黒など幅広いカラー表現が可能

・耐食性や装飾性を高められる

😵デメリット

・表面が剥がれると下地が露出する

・傷がついた場合は再研磨では直せず、再メッキが必要

磨き仕上げとメッキ加工の違いを一覧で比較

項目磨き仕上げメッキ加工
表現素材そのものの光沢別の金属で
色や意匠を付与
耐久性素材に依存、
再研磨で修復可能
剥がれると
再メッキが必要
メンテナンス再研磨で回復可能再処理が必要
色の自由度素材固有の色のみ金・銀・黒など
幅広いカラー

どちらを選ぶべき?🤔

🎈素材の質感や経年変化を楽しみたい方 → 磨き仕上げ

🎈高級感や均一な色味を重視したい方 → メッキ加工

例えば、真鍮素材をそのまま磨き仕上げすれば経年変化によるアンティーク風の味わいが出ます。一方でゴールドメッキを施せば、均一で華やかな黄金色が長く楽しめます。

まとめ

「磨き仕上げ」は素材そのものを活かした自然な美しさと再研磨によるメンテナンス性が魅力です。
一方「メッキ加工」は、幅広い色や意匠を実現し、高級感ある仕上がりが得られるのが特徴です。

どちらも一長一短があるため、製品の用途やデザインに合わせて選ぶことが大切です。

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