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医療施設の設計者が選ぶガラス小窓とは? No.348
掲載日:2025.12.18
最終更新:2025.12.18
こんにちは、スリーナイン島野㈱の松浦です。

衛生面と安全性を両立する
「吊引き戸」 シリーズのご紹介
病院や薬局の受付窓口、調剤室窓(透視面)、採尿窓、検査窓など、医療関連施設のガラス小窓には、衛生性と清掃性、そして安全性が強く求められます。
このような現場で選ばれるガラス小窓は、上吊タイプが多く、その理由は、医療施設に適した構造になっているからです。

なぜ医療施設では「吊引き戸」が選ばれるのか?
医療施設の窓口まわりでは、患者対応や検体の授受など、日々さまざまな作業が行われます。その際に最も問題となるのが “カウンターの溝に溜まる汚れ” です。一般的な下荷重タイプのレールは、カウンター面に溝が生まれ、ほこり・薬剤粉末・飛沫・水分などが溜まりやすく、清掃負担も大きくなります。

👍吊引き戸なら、カウンター面に溝が一切ありません。
・カウンター天板の上が 完全フラット
・汚れがたまる溝がなく 清掃が簡単
・いつでも 衛生的な状態を維持しやすい
この構造が、医療現場で吊引き戸が圧倒的に選ばれる理由です。
医療現場で選ばれる「吊引き戸」シリーズ
医療施設の用途や設置箇所に合わせて、当社では 3 種類の吊引き戸をラインナップしています。
① ソフトクローズ機能付き吊引き戸
🟢HA-SC(中型ガラス向け)
医療スタッフや患者様に配慮した、安全性の高い人気モデルです。
🎈主な特長
・ソフトクローズで指詰め事故を未然に防止 受付窓口など人の出入りが多い場所でも安心です。
・最後まで確実に閉まるため、空調ロスを防止 調剤室や検査室など、温度管理が必要な空間に最適。
・静かな開閉 静粛性が求められる医療施設の環境づくりに役立ちます。
② スタンダードな吊引き戸
🟢HA(小型〜大型ガラスまで対応)
最も汎用性が高く、医療施設でも採用実績の多いモデルです。
🎈主な特長
・シンプル構造で扱いやすい
・幅広いガラスサイズに対応
・合理的な価格帯で導入しやすい
「まずは吊引き戸を検討したい」という場合に最も適しています。
③ 小さな採尿窓・検査窓向け吊引き戸
🟢アクリカーテン
小型開口部に特化したモデルで、医療施設では特に人気があります。
🎈主な特長
・部材が表に見えず、すっきりとした意匠に
・小さな開口に最適化され、施工も容易
・採尿窓・検査窓など“最小限の開口で良い”場所に最適
コンパクトなデザインと操作性が求められる場所で選ばれています。
まとめ:医療施設の性能要求に応える「吊引き戸」
医療現場で引き戸に求められるのは、衛生性・清掃性・安全性・静粛性・省エネ性。
当社の吊引き戸シリーズは、これらの要件を満たすだけでなく、用途に応じて HA-SC / HA / アクリカーテン の3つから最適な選択が可能です。
医療施設向けの引き戸設計でお困りの方へ
・受付窓口のディテールをどうするか
・採尿窓の仕様を迷っている
・調剤室の透視面に使いたい
・清掃性や安全性をもっと高めたい
こうした課題がありましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
医療施設向けの窓まわり設計に精通したスタッフが、最適な部材をご提案いたします
もし現場の条件や具体的な仕様で迷う場合は、当社で用途に応じた最適な組み合わせをご提案することも可能です。
“現場が本当に使いやすい引き戸” を一緒につくっていければ幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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