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新しく銀行口座を開設しました(経理のひとりごと) No.360
掲載日:2026.01.22
最終更新:2026.01.22
こんにちは、スリーナイン島野㈱の伊藤です。
経理ご担当者の方に質問です。
振込先の銀行口座を意識して見ていますか?
同一銀行間、同一支店間では振込手数料が安くなるとはわかっていても、登録している銀行口座を変更するのが面倒でそのままにしていることも多いのではないでしょうか。
実際、当社もこれまで複数の銀行口座を使い分けてきました。
ただ正直なところ、振込手数料や口座管理の手間について、以前から課題を感じていなかったわけではありません。
とはいえ、日々の業務に追われる中で、大きく見直すきっかけがなく、従来の運用を続けてきました。
そんな中、**今年施行された取適法(中小受託取引適正化法)**により、発注者と受注者の関係をより公平・透明にする制度設計が導入されました。
この法令は、従来の「下請代金支払遅延等防止法」が改正されたもので、発注側が一方的に条件を決めたり、不利益な取引条件を押し付けることなどを是正・規制する仕組みが整えられています。制度の詳細や禁止行為については、公正取引委員会の公式サイトでも資料が用意されています。
この取適法の施行によって、経理実務で特に影響が大きかったのが、振込手数料や支払条件の見直しです。
これまで一部の取引では、事前の合意を前提に振込手数料を差し引いて支払うケースもありましたが、今後は、たとえ同意があったとしても、そのような対応は認められません。振込手数料は、金額や件数にかかわらず、支払う側が全額負担する必要があります。
経理の立場から見ると、これは単なる制度変更ではなく、日々の支払業務に直結する問題です。
振込件数が増えれば増えるほど、その分がそのままコストとして積み上がっていきます。
「どの銀行から振り込むか」
「1件あたりの振込手数料はいくらか」
といった点を、これまで以上に意識せざるを得なくなりました。
その結果、振込手数料が高めの口座や、インターネットバンキングの月額利用料がかかる口座を、これまでと同じ感覚で使い続けることが本当に適切なのか、改めて見直すことになりました。
今回、新しく銀行口座を開設したのは、取適法の施行をきっかけに、支払業務全体を見直した結果の一つです。
なお、特定の銀行をおすすめする意図はありませんので、銀行名はあえて出しません。
当社とお取引のあるお客様であれば、
「ああ、あの銀行ね」
とすぐに分かるかもしれませんが、あくまで当社の事情と判断です。
制度が変わると、これまで当たり前だった業務フローも見直しが必要になります。
今回の口座開設も、その一環です。
経理の仕事はどうしても裏方になりがちですが、
小さな見直しの積み重ねが、会社全体のコストや業務効率に影響する
ということを、改めて実感した出来事でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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