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アルミと異種金属の組み合わせで注意したい腐食トラブルとは No.401


掲載日:2026.04.15

最終更新:2026.04.14

こんにちは、スリーナイン島野㈱の西野です。

接触部の腐食を防ぐために知っておきたいこと

アルミ部材は軽くて扱いやすく、建築や設備まわりでもよく使われる素材です。
ただし、ほかの金属と組み合わせるときは少し注意が必要です。

特に気をつけたいのが、異種金属同士が触れる部分です。
アルミは組み合わせる金属や使用環境によって、接触部まわりに変化が出ることがあります。

普段は問題なく使えていても、雨や湿気、結露などの条件が重なると、思わぬところで腐食が進むことがあります。
そのため、アルミとほかの金属を組み合わせるときは、材料だけでなく、使う場所や納まりも含めて考えることが大切です。

どんなときに起こりやすいのか

異種金属を組み合わせたからといって、必ず問題が起こるわけではありません。
注意したいのは、次のような条件がそろう場合です。

💦アルミと別の金属が直接触れている
💦接触部に水分が入りやすい
💦雨掛かりや結露がある
💦海沿いなど塩分の影響を受けやすい
💦水がたまりやすい形状になっている

つまり、金属の組み合わせだけでなく、水分が関わる環境かどうかが大きなポイントになります。

ステンレスビスは使えないのか

現場では、アルミ部材にステンレスのビスやボルトを使うことも珍しくありません。
そのため、「アルミにステンレスは使ってはいけないのか」と思われることもあります。

実際には、組み合わせそのものがすぐに問題というより、使い方や環境によって注意が必要という考え方が実務的です。

たとえば、屋内の乾いた場所では大きな問題になりにくくても、

❌屋外で雨がかかる
❌湿気が多い
❌塩分の影響がある
❌接合部に水が残りやすい

といった条件では、アルミ側に負担がかかりやすくなります。

なぜ接合部で傷みやすいのか

こうした変化は、部材全体が一様に進むというより、接触している部分のまわりに出やすいのが特徴です。

特に注意したいのは、

✅ビス穴まわり
✅押さえ金物の接触部
✅端部や切断部
✅水が抜けにくいすき間

といった場所です。

水がたまりやすかったり、乾きにくかったりする部分は、見た目以上に影響を受けやすくなります。
そのため、材料選びだけでなく、接合部の納まりも重要になります。

防ぐためにできること

対策の基本は、直接触れさせないことと、水を残さないことです。

たとえば、次のような方法が考えられます。

🟢絶縁ワッシャーや樹脂スペーサーを使う
🟢接触部に水が入りにくいようにする
🟢水がたまらない納まりにする
🟢表面処理や被膜を傷つけないようにする
🟢屋外や海沿いでは接合部をより慎重に考える

特に、施工時の小さな傷や被膜の傷みがあると、その部分から影響が出やすくなることもあります。
部材そのものだけでなく、施工時の扱いにも気をつけたいところです。

現場で確認したいポイント

アルミと異種金属を組み合わせるときは、次の点を見ておくと安心です。

✅接触部に水がたまらないか
✅雨や結露の影響を受けやすくないか
✅屋外や海沿いなど厳しい環境ではないか
✅絶縁材やワッシャーが入っているか
✅傷やめっきの傷みがないか

見た目には問題がなくても、条件によっては接合部だけに変化が出ることがあります。
特に、納まりが複雑な部分や、メンテナンスしにくい場所ほど注意が必要です。

まとめ

アルミと異種金属の組み合わせは、よく使われる納まりのひとつです。
ただし、組み合わせる相手や使用環境によっては、接触部まわりに腐食のリスクが生じることがあります。

大切なのは、
金属の種類だけでなく、水分・塩分・納まりまで含めて考えることです。

🔵直接触れさせすぎない
🔵水が残らないようにする
🔵屋外や湿気の多い場所ではより慎重に考える

こうした基本を押さえるだけでも、トラブルの防止につながります。

アルミ部材をきれいに、長く使うためにも、材料の相性と接合部の考え方はあらかじめ確認しておきたいところです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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