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上吊り式と下荷重式の違い|ガラス引き戸の選び方をわかりやすく解説 No.406
掲載日:2026.04.24
最終更新:2026.04.24
こんにちは、スリーナイン島野㈱の西野です。
ガラス引き戸を検討するときに、よく出てくるのが「上吊り式」と「下荷重式」という考え方です。
どちらも引き戸の方式ですが、戸の重さを上で支えるか、下で支えるかによって、見た目や納まり、使い勝手が変わってきます。
今回は、上吊り式と下荷重式の違いを、用途別にわかりやすくご紹介します。

上吊り式とは?
上吊り式は、戸の重さを上部の金物で支える方式です。
下レールが不要なため、床まわりをすっきり見せやすいのが特長です。
🎈上吊り式の主な特長
・床まわりがすっきりしやすい
・下レールが不要で、動線を妨げにくい
・書類や備品の受け渡しがしやすい
・空間を軽やかに見せやすい
・掃除しやすい
・オフィスや店舗など、意匠性を重視する場所と相性がよい
🎈注意したい点
・上部で荷重を受けるため、下地や躯体条件の確認が重要
・重量のあるガラス戸では、金物選定や施工精度がより大切
・現場条件によっては採用しにくい場合もある
下荷重式とは?
下荷重式は、戸の重さを下部の戸車やレールで支える方式です。
ショーケースやガラス引き戸などでも多く使われており、安定感を重視したい場面で採用しやすい方式です。
🎈下荷重式の主な特長
・荷重を下で受けるため、安定感を持たせやすい
・重量のある戸にも対応しやすい
・上部の条件に左右されにくい
・改修や既存納まりとの相性を見やすいケースがある
🎈注意したい点
・床側のレールにゴミやほこりが溜まると、動きに影響することがある
・足元をフラットに見せたい場合は納まりに工夫が必要
・使用環境によっては定期的な清掃や点検が大切
上吊り式と下荷重式の違いを簡単に比較すると
1、見た目の印象
空間をすっきり見せたい場合は、上吊り式が向いていることが多いです。
一方で、安定感や納まりの安心感を重視したい場合は、下荷重式が選ばれることがあります。
2、重量への考え方
ガラス戸はサイズや厚みによって重量が大きくなるため、どこで荷重を受けるかは重要です。
一般的には、重量のある戸では下荷重式が検討しやすい場面がありますが、上吊り式でも条件が合えば対応できる場合があります。
3、施工条件
上吊り式は、上部の下地や取付条件が特に重要です。
下荷重式は、下側で支えるため、既存開口や改修現場でも検討しやすいことがあります。
用途別に見ると、どちらが向いている?
🟢オフィスや病院の受付まわり
オフィスの受付や会議室まわり、病院の受付・待合スペースなど、人を迎える空間では、見た目の印象や開放感も大切なポイントになります。
そのような場所では、床面をすっきり見せやすい上吊り式が向いているケースがあります。
上吊り式は下レールが不要なため、足元に凹凸が出にくく、書類や備品の受け渡し、日常の動線もスムーズにしやすいのが特長です。
レールの存在感を抑えやすいため、空間を明るく軽やかに見せたい場合にも相性のよい方式です。
🟢ショーケース・展示ケース
下荷重式が向いているケースが多くあります。
戸の安定感や、既存ケースとの納まりを考えやすいためです。
修理や部品交換のご相談でも、この方式が関わることは少なくありません。
🟢店舗のガラス引き戸
見た目を重視するなら上吊り式、
重量や納まり、現場条件を優先するなら下荷重式、
というように使い分けがしやすいです。
選ぶときに確認したいポイント
上吊り式と下荷重式は、どちらが良いと一概には言えません。
選定時には、次のような点を確認することが大切です。
✅ガラスのサイズ
✅ガラスの厚み
✅戸の重量
✅上部に十分な下地があるか
✅床側のレール納まりをどうするか
✅見た目を優先するか
✅メンテナンス性をどう考えるか
✅新設か、改修か
こうした条件を整理しておくことで、施工後の使い勝手や納まりのミスマッチを防ぎやすくなります。
まとめ
上吊り式と下荷重式の違いは、戸の重さを上で支えるか、下で支えるかにあります。
🟢上吊り式:下レールが不要で足元をすっきり見せやすく、意匠性を重視する空間に向いている
🟢下荷重式:安定感があり、重量のある戸や既存納まりとの相性を考えやすい
ガラス引き戸は、見た目だけでなく、使い勝手や施工条件にも大きく関わる部分です。
用途や設置条件に合った方式を選ぶことが、長く安心して使うためのポイントになります。
ガラス引き戸やショーケースまわりの金物選定でお困りの際は、使用場所や用途、納まりにご確認の上ご相談ください。
部品のみのご検討から、ガラスを含めたご提案、さらに現場施工まで、条件に応じて対応いたします。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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