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硝子厚3.1mmに合わせた、細幅・長尺のコの字型ステンレス部材を製作しました No.420

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掲載日:2026.05.27

最終更新:2026.05.27

こんにちは、スリーナイン島野㈱の大下です。

今回は、お客様よりご相談いただいた 細幅・長尺のコの字型ステンレス部材 の製作事例をご紹介します。

ご相談内容は、ガラスの端部に取り付けるステンレス部材についてでした。

使用されるガラスの厚みは約3.1mm。お客様としては、ガラスに対してできるだけすっきり納めたいため、内寸は 3.3mm程度 をご希望されていました。
ただし、内寸を狭くしすぎると、製作時の寸法公差によってガラスが入らない可能性があります。

 そのため今回は、寸法公差も考慮し、内寸3.5mm狙い としながら、多少の公差が出た場合でも 内寸3.3mm以上を確保する方向 で検討しました。

ご相談のポイント

今回のご要望は、次のような内容でした。

🎈ガラス厚約3.1mmに合わせたい

🎈内寸はできるだけ狭く、3.3mm程度が希望

🎈ただし、取り付け時にガラスが入らないのは避けたい

🎈ステンレスの板厚はできるだけ薄くしたい

🎈長さは L=1780mm

🎈試作用として、同じ仕様のものを 10本 製作したい

今回のポイントは、単に「コの字型に曲げる」ことではありません。

内寸3mm台という細い寸法を確保しながら、L=1780mmの長尺品として、同一仕様を10本そろえて製作できるか。

ここが大きな検討ポイントでした。

内寸3.3mm希望に対して、3.5mm狙いで検討

お客様のご希望は、ガラス厚3.1mmに対して、できるだけ余裕を少なくした内寸3.3mm程度でした。
確かに、内寸を狭くすれば、取り付けた時の見た目はすっきりしやすくなります。

しかし、金属加工では、仕上がり寸法に多少の公差が出る場合があります。

特に今回のように、細いコの字型で、なおかつ長さが1780mmある場合、短い部材よりも寸法の管理や形状の安定に注意が必要です。

そこで今回は、最終的な使用感を考えながら、内寸3.5mmを狙って製作し、多少の寸法差が出ても内寸3.3mm以上を確保できるように検討しました。

「できるだけ狭くしたい」
 「でも、ガラスが入らないのは困る」

この両方を考慮した寸法設定です。

製作方法は2パターンでご提案

今回のような細いコの字型ステンレス部材は、板厚や加工方法によって仕上がりが変わります。

そこで当社では、板厚と仕上がりの違いを踏まえ、2つの仕様をご提案しました。

パターン①:板厚0.6mm仕様

1つ目は、板厚0.6mmで製作する方法です。
板厚を薄くできるため、軽く、すっきりとした納まりにしやすい点が特長です。

ガラス端部に取り付けた際も、金物の存在感を抑えやすく、できるだけ薄いステンレスで仕上げたい場合に向いています。

一方で、板が薄く、内寸も小さいため、加工後にわずかに形状が開いたり、底部分に丸みが出たりする可能性があります。

また、L=1780mmのような長尺品では、反りやねじれにも注意が必要です。

そのため、0.6mm仕様では、仕上がり寸法や長尺時の形状を想定しながら、できるだけガラスに合う内寸を確保できるように検討しました。

パターン②:板厚0.8mm仕様

2つ目は、板厚0.8mmで製作する方法です。
0.6mm仕様に比べると板厚は少し厚くなりますが、細い内寸を安定して確保しやすい点が特長です。

また、曲げ部分の外側の丸みを抑えやすく、よりシャープな印象に仕上げやすい方法です。

ただし、通常の曲げ加工よりも工程が増えるため、費用や納期には差が出る場合があります。

また、見た目や寸法の安定性を優先しやすい一方で、強度を必要とする構造部材には向きません。

今回のように、ガラス端部に取り付ける保護部材や、納まりを整える部材として使用する場合に適した仕様としてご提案しました。

試作用でも、短いサンプルでは確認できないことがあります。

今回のご相談では、試作用として同じものを10本必要とされていました。

試作と聞くと、短いカットサンプルをイメージすることもあります。

しかし、実際にガラスへ取り付けて確認する場合、短いサンプルだけでは分からないことがあります。

たとえば、

・長尺で取り付けた時の納まり

・全長に対する反りやねじれ

・ガラスとのはまり具合

・実際の作業性

・同じ仕様を複数本使用した時のばらつき

こうした点は、実使用に近い長さで確認するからこそ分かる部分です。

今回は、L=1780mmの長尺品を同一仕様で10本製作するご相談だったため、寸法だけでなく、数量をそろえた時の製作安定性も考慮しながら検討しました。

既製品では合わないサイズもご相談ください

今回のように、

・ガラス厚に合わせた内寸にしたい

・内寸をできるだけ狭くしたい

・既製品では少し合わない

・長尺品を小ロットで製作したい

・実の使用サイズで試したい

というご相談は、既製品だけでは対応が難しい場合があります。

当社では、ステンレス薄板の曲げ加工により、用途や寸法に合わせたオーダー対応が可能です。

「このサイズで作れるか分からない」
「既製品では少し合わない」
「実際に取り付けて確認したい」

そのようなお困りごとがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。
 現場や製品に合わせたステンレス部材をご提案いたします。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

ご意見・ご感想・お問い合わせは info@999shimano.com

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