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フラットバー納まりの課題と、小見付けのコの字部材という選択肢 No.429
掲載日:2026.06.22
最終更新:2026.06.22
こんにちは、スリーナイン島野㈱の花尻です。
ガラスフェンスやガラス手摺の上端には、ガラスを保護したり、見た目を整えたりするために、金属製の部材を取り付けることがあります。
この上端に取り付ける部材は、一般に「笠木」と呼ばれます。
笠木にはさまざまな形がありますが、すっきりとした見た目に仕上げたい場合には、厚さ3mmや5mm程度の「フラットバー」が使われることがあります。
フラットバーとは、細長く平らな金属板のことです。
正面から見える部分を小さくできるため、ガラスの透明感を損ないにくく、シンプルでシャープな印象に仕上げられます。
そのため、ガラスフェンスの上端部をできるだけ目立たせたくない場合に、図面上で指定されることがあります。

図1 ガラスフェンス全体イメージ ― 上端部の笠木材を目立たせない、すっきりとした納まり ―
一方で、実際の現場では、フラットバーをきれいに取り付けることが難しい場合もあります。
フラットバーをきれいに取り付けるのが難しい理由
フラットバーは、基本的にガラスの上に載せるようにして取り付けます。
そのため、ガラスの上端がまっすぐ同じ高さに揃っていないと、フラットバーにも段差や傾きが出やすくなります。

しかし、実際の現場では、次のような誤差が生じることがあります。
🔵ガラスを取り付ける際の高さのズレ
🔵ガラス同士のわずかな段差
🔵合わせガラスを作る際に生じる板のズレ
🔵ガラス上端の小さな凹凸
図面上では一直線に見えていても、実際に取り付けてみると、フラットバーがきれいに通らないことがあります。
フラットバーにはガラスの側面を隠す部分がないため、わずかな高さの違いやズレが見た目に出やすいことも特徴です。
取り付けやすさと安全性にも注意が必要
フラットバーは細くすっきりと見える一方で、ガラスと接する面が限られます。
そのため、形状や取り付け方法によっては、接着剤やコーキングを付けられる面積を十分に確保しにくい場合があります。
また、ガラスフェンスや手摺の上端は、人が手を添えたり触れたりすることも多い場所です。
見た目だけでなく、次の点も考えて部材を選ぶ必要があります。部材へ変更されることもあります。
・しっかり固定できるか
・長く使っても浮きやズレが起こりにくいか
・手で触れたときに危なくないか
・現場で無理なく取り付けられるか
こうした理由から、打ち合わせや製作前の確認段階で、フラットバーから「コの字形状」の部材へ変更されることがあります。
小見付けのコの字部材という選択肢
そこで弊社では、フラットバーのようなシャープな見え方をできるだけ残しながら、施工性にも配慮した形状として、小見付けのコの字部材を検討しています。

図2 コの字部材の断面イメージ ― ガラス上端を包み込み、接触部をコーキングした納まり ―
コの字形状にすることで、ガラス上端を包み込むように納めることができます。
両側に立ち上がりがあるため、フラットバーと比べて、ガラス上端のわずかなレベル差や合わせガラスの板ズレを目立ちにくくし、現場で納めやすくなると考えられます。
また、ガラスの上面だけでなく、側面を含めて固定やコーキングを検討しやすくなるため、接着面積や取付面積を確保しやすい点もメリットです。
意匠性、施工性、安全性のバランスを考えた場合、ガラスフェンス上端の笠木材として、ひとつの選択肢になるのではないでしょうか。。
物件に合わせた寸法・形状で製作します
小さなコの字部材は、ガラスフェンスやガラス手摺の上端をすっきり見せながら、取り付けやすさや安全性にも配慮しやすい形状です。
弊社では、物件ごとのガラスの厚みや納まりに合わせて、コの字部材を製作しています。
「図面ではフラットバーになっているが、現場できれいに取り付けられるか不安」
「ガラスの上端をできるだけ細い金属部材で仕上げたい」
「見た目だけでなく、安全性や取り付けやすさにも配慮したい」
このような場合は、ぜひご相談ください。
ご相談の際には、次の内容をお知らせいただくと、製作できるか確認しやすくなります。
・使用する金属の種類
・金属板の厚み
・ガラスの厚み
・コの字部材の幅
・正面から見える部分の高さ
・必要な長さ
・表面の仕上げ
・使用する場所
・希望する取り付け方法
図面や簡単なスケッチ、現場の写真などがございましたら、あわせてお送りください。
ご希望の見た目や使用場所を確認しながら、製作可能な寸法や形状をご案内いたします。
最後までお読み頂きありがとうございました。
また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。
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