BLOG

海沿いで使う金物の材質選び|塩害に強いのは? No.456


掲載日:2026.09.25

最終更新:2026.09.25

こんにちは、スリーナイン島野㈱の西野です。

海沿いの建物では、手すりや扉、外装まわりなどに使われる金物に、錆や腐食が発生することがあります。

原因のひとつが「塩害」です。

海から運ばれてきた塩分が金属の表面に付着すると、腐食が進みやすくなります。

そのため海沿いで金物を使用する場合は、見た目だけでなく、材質や仕上げ、使用環境まで考えて選ぶことが大切です。

今回は、ステンレス・アルミ・真鍮を中心に、海沿いで使う金物の材質選びについて紹介します。

海沿いではなぜ金属が腐食しやすい?

海水に含まれる塩分は、波しぶきだけでなく、海風によって周辺へ運ばれます。

その塩分が金物に付着した状態が続くことで、腐食が進みやすくなります。

海が直接見える場所だけでなく、海から少し離れた場所でも周辺環境や風向きなどによって影響を受けることがあります。

🔵ステンレス

スステンレスは耐食性に優れているため、屋外の金物にも多く使用されています。

ただし、ステンレスだから絶対に錆びないわけではありません。

塩分が付着した状態が続けば、もらい錆や点状の腐食などが発生することがあります。

また、ステンレスにも種類があり、一般的なSUS304よりも、モリブデンを含むSUS316の方が塩分を含む環境での耐食性に優れています。

海沿いなど腐食しやすい環境では、材質の種類まで確認することが重要です。

🔵アルミ

アルミは表面に自然に形成される酸化皮膜によって、内部が腐食しにくい性質を持っています。

さらに、建築金物ではアルマイト処理や塗装などの表面処理を施して使用されることも多くあります。

ただし、塩分が付着した状態が続いたり、表面処理に傷が付いたりすると、**白い粉や斑点のような腐食(白錆)**が発生することがあります。

特に海沿いで使用する場合は、表面処理の種類や使用場所を確認して選ぶ必要があります。

🔵真鍮

真鍮は銅と亜鉛を主成分とする合金で、建築金物や装飾金物にも使用されています。

使用環境によって表面がくすんだり、変色したりすることがあり、時間の経過とともに風合いが変化することも特徴です。

屋外や塩分の影響を受ける場所では変色や腐食が進むことがあるため、新品時の光沢を長く維持したい場合には、仕上げや表面処理を含めた検討が必要です。

材質だけでなく、仕上げやメンテナンスも重要

海沿いの金物選びでは、「どの材質なら絶対に錆びない」という考え方ではなく、使用する環境に合わせて選ぶことが重要です。

同じ材質でも、

・海からの距離や風向き

・雨が当たる場所か

・軒下など塩分が洗い流されにくい場所か

・表面の仕上げや処理

・清掃やメンテナンスの頻度

などによって、腐食の進み方は変わります。

特に塩分が付着したままになりやすい場所では、定期的に水洗いするなど、表面に付着した塩分を取り除くことも大切です。

使用環境まで含めて材質を選ぶ

海沿いでは、耐食性に優れたステンレスが選択肢になりますが、使用環境によって適した材質や仕上げは異なります。

アルミや真鍮についても、表面処理や仕上げ、求める意匠によって選択肢になります。

金物を選ぶ際には、材質名だけで判断せず、「どこで・どのように使うのか」まで含めて検討することが大切です。

スリーナイン島野では、ステンレス・アルミ・真鍮などさまざまな材質の金物を取り扱っています。

使用場所や用途に合わせた金物選びでお困りの場合も、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

ご意見・ご感想・お問い合わせは info@999shimano.com

件名に「ブログ宛」と入れてお寄せ頂けると幸いです(^^)/

いいね! (まだ評価がありません)
読み込み中...