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No.024 防虫レール開発秘話

2022.02.21

皆さん こんにちは

スリーナイン島野の大下です。

弊社のロングセラー商品である、「防虫レール」の開発までをご紹介させて頂きます。

開発する事になったきっかけ!!

百貨店の方から、隙間の無い硝子引戸レールは無いか?という、お問い合わせがきっかけです。理由をお伺いすると、地下街の食品ショーケースに使用したいが、現状の製品だと硝子間の隙間が大きすぎて、隙間から小さな虫などがショーケースの内部に侵入してしまう。という一言から製作する事になりました。

ただし完成までには色々な弊害もありました。

お客様からのダメ出し

食品を取り扱う以上、衛生面には細心の注意を払って対策も講じているが、大勢の方がオープンに来客される百貨店という空間では、外部からの小さな虫の侵入対策は難しく、特に食品が入っているショーケースに侵入してしまうと、お店を閉めて掃除など衛生管理をしなければならず、楽しみに来店されたお客様へご迷惑や不信感を与えてしまう。

様々なテナント店が入っているが、この引戸レールを使用したショーケースなら、安心して快適にお買い物を楽しんで頂けるという、基準になる部材をテナント店にも紹介して、お客様やテナント店に安心を与えたい。

商品提案をさせて頂くと、下部用のレール・ハカマはカウンターレールシリーズを気に入って頂きましたが、上部レールと硝子の隙間・前後硝子の隙間への対応が不十分と言われました。上部へは破損止、前後硝子の隙間へはモヘア付き破損止など様々な提案をさせて頂きましたが、納得して頂ける提案には至りませんでした。

営業部・開発部・製造部と一丸で商品検討しましたが、いつの間にか自社の強みである金属ありきで検討していたことが問題でした。お客様のお困り事を解決するには、異素材を使用した方が解決できる。改めて問題解決の本質に気付く瞬間でした。

壁を乗り越えて商品を完成させる

異素材を使用した提案といっても、何をどのようにしてと課題は山積みでした。上部レールは異素材のインナーパーツを作ろうと決まっても、素材や厚み、金属の曲げ加工はスペシャリストですが、自社で加工出来るか。生産ラインとして安定供給できるかなどの課題を一つずつクリアして完成したのが防虫レールです。

防虫レールは、食品衛生対策レールとして販売開始しましたが、従来の上レールと比較して、インナーパーツが硝子と上部レールの接触を防ぎ、硝子扉のガタ付き防止にもなり、その気密性から防虫対策・隙間風対策として、食品ショーケースだけではなく、食品スーパーの間仕切り引戸や受付カウンター窓にも幅広く採用をして頂き、現在は当社のメイン商材となっています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、宜しくお願い致します。

ご意見・ご感想などは info@999shimano.com

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