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【薄板✕細深曲✕NO.1】オリジナル コの字 チャンネル No.33


掲載日:2022.05.16

最終更新:2022.10.13

深い曲げ加工製品の一例

皆さまこんにちわ。
スリーナイン島野㈱の開発の清水です。
昨年まで、営業に居てましたので開発としてはまだまだ新人です。
営業と開発では業務内容が違うので、新しく覚える事が山積み。日々奮闘中です。
さて本日は、当社独自の技術を用いた製品と技術を紹介したいと思います。
当社ではステンレスや真鍮の板を曲げて作った製品を主に取り扱っています。
その中でコの字型の形状で、内径が小さく、立ち上がりの大きな深溝のあるものは当社でしか製造できない製品となります。
なぜ当社でしか製造できないのか?それを説明するには、ステンレスや真鍮の板を曲げる方法を簡単に説明する必要があります。
当社ではステンレスや真鍮の板を曲げる加工にはプレスブレーキという機械を使用します。
プレスブレーキは、「パンチ」と呼ばれる先端の尖った上金型と、「ダイ」と呼ばれるV字の溝がついた下金型で加工対象を挟むことにより曲げ加工を行います。

曲げ加工のイメージイラスト

プレスブレーキの「パンチ」と「ダイ」は標準の金型だけでも多くの種類があり、金型の組み合わせによってヘミング曲げなど複雑な曲げ加工ができます。

しかし、深溝のものを加工するには限界があり、先に紹介したような形状は標準の金型では、「パンチ」と加工対象が干渉してしまい曲げ加工ができません。
当社では特殊な金型を独自で製作し加工に用いる事によって当社にしかできない深溝曲げを実現しています。

特殊な金型を製造すれば加工が可能になるのかと言われればそうでわなく深溝加工を行う為の金型は標準のものと比べると繊細になります。加工時に加えられる力(プレスのトン数)の限界が小さく、破損しやすかったりと取り扱い自体にも経験が必要となります。
このことから、ステンレスや真鍮の深溝の曲げ加工は当社の独自技術と言えます。

深い曲げ加工製品の一例

また、この技術を用いた破損止等の製品は当社独自の製品です。他社には無い、深いコの字形状の製品を、製品作りや施工に活かしていただければ幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、宜しくお願い致します。

ご意見・ご感想などは info@999shimano.com

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