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YDロックの右用・左用の選び方|吊元とカムの動きを図解で解説 No.269

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掲載日:2025.05.26

最終更新:2025.05.26

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

今回は、YDロックに関してお客様からよくいただく
「右吊元と左吊元で、どちらの鍵を選べばいいの?」
という疑問にお答えします。

また、カムの動き(施錠・解錠の仕組み)も図と表で分かりやすく解説します。

「吊元(つりもと)」とは?

「吊元」とは、扉の蝶番(丁番)が付いている側のことを指します。

右吊元(右勝手):蝶番が右側

左吊元(左勝手):蝶番が左側

扉を「正面から見た時」の蝶番の位置で判断します!

YDロックの選び方:吊元に応じて「右用」「左用」を!

吊元使用するYDロック回転方向(施錠時)解錠時の開き方
右吊元(右勝手)YDロック 右用時計回り(右回転)左へ開く
左吊元(左勝手)YDロック 左用反時計回り(左回転)右へ開く

🎈右吊元なら右用、左吊元なら左用のロックを選ぶのが基本です!

カムの動き方(施錠・解錠の仕組み)

YDロックのカムは、鍵の回転により90度回転して、枠や受け金物に引っかかる/離れることで施錠・解錠が行われます。

吊元使用ロックカムの施錠回転方向解錠時のカムの向き施錠時の状態
右吊元(右勝手)YDロック 右用時計回り
(右回転)
横向き縦向きで枠に引っかかる
左吊元(左勝手)YDロック 左用反時計回り
(左回転)
横向き縦向きで枠に引っかかる

図で見ると、解錠時はカムが横向き=通過状態、施錠時は縦に立って引っかかる様子が分かります。

🌼YDロック WEBカタログ掲載ページ🌼

🌷YDロック オンラインショップ販売ページ🌷

よくある質問(FAQ)

Q1. 鍵の「右用」「左用」を間違えるとどうなりますか

A. カムの回転方向がになり、受け枠に引っかからず施錠できません
無理に回そうとすると本体やカムに負荷がかかり、破損する恐れもあります。

Q2. 右用のロックを左勝手の扉に使い回せませんか?

A. 基本的に使い回しはできません。
カムの回転方向が固定されているため、誤った勝手に使用すると物理的に施錠できなくなります。

Q3. 扉を閉じた状態で施錠できないのは、取付ミスですか?

A. カムの位置や取付高さが合っていない可能性があります。
カムが枠にしっかり引っかかる位置にあるか、寸法・カム長・受け金物との位置関係を確認してください。

Q4. 解錠状態で鍵が抜けないのは故障ですか?

A. いいえ、YDロックは「解錠時に鍵が抜けない構造」が標準仕様です。
鍵の紛失や置き忘れを防ぐための設計ですので、仕様通りの動作です。

Q5. 同じ鍵番号(同鍵)を複数箇所に使いたいのですが可能ですか?

A. はい、同鍵をご用意しています。
複数箇所の一括管理に便利ですが、セキュリティ確保のため、一定数量販売後に番号を変更することがあります。

Q6. マスターキーには対応していますか?

A. YDロックはマスターキーには対応していません。
代わりに「同鍵モデル」を活用して統一管理を行うことをおすすめします。

お困りの際はご相談ください

「現場が特殊で判断が難しい」「図面で確認したい」といった場合は、お気軽にお問い合わせください。

YDロックの正しい選び方とカムの動きを理解して、安全・確実に鍵の取付をしましょう!

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また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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