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アルミを選ぶ理由とは?ステンレス・真鍮と徹底比較して見えた“適材適所” No.278
掲載日:2025.06.16
最終更新:2025.06.16
こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。
建材や金物の選定で、よく挙がる素材が【アルミ】【ステンレス】【真鍮】。
それぞれに個性と強みがある中で、「この現場、アルミでいけるかな?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は**「ステンレスと真鍮と比べて、あえてアルミを選ぶ意味」**をテーマに、メリット・デメリットを整理してお伝えします。

アルミを選ぶメリット
1. 圧倒的な軽さで扱いやすい
アルミの比重は約2.7。
これはステンレス(約7.9)や真鍮(約8.5)と比べておよそ1/3以下の重さです。
🎈搬入・施工が圧倒的にラク
🎈高所作業の負担軽減
🎈輸送コストの削減
➡ 人手・工期・運送費すべてに好影響!
2. 加工がしやすく短納期にも対応
アルミは柔らかく、切断・穴あけ・曲げ加工がスムーズ。
これにより、工場加工・現場加工ともにスピード対応が可能です。
➡ 短納期案件や急ぎの調整にも柔軟に対応できる素材です。
3. コストパフォーマンスが高い
材料単価そのものも、ステンレスや真鍮より安価な傾向があります。
加えて、
・軽いため輸送費も安い
・加工費が安く済む
・現場の人工も削減しやすい
➡ トータルで見たときの「コスパ」は非常に高い素材です。
アルミのデメリット(注意点)
1. 強度・耐久性は他素材に劣る
引張強度や耐衝撃性では、ステンレスや真鍮の方が上です。
特に「人が寄りかかる」「荷重がかかる」「衝突リスクがある」ような場面では補強や素材の見直しが必要になります。
2. 表面の耐傷性・高温環境には不向き
柔らかい分、傷つきやすい・変形しやすい性質があります。
また、アルミは熱伝導性が高いため、高温下では変形や劣化の恐れも。
➡ 耐摩耗性や耐熱性が求められる場合は要注意です。
3. 高級感や経年変化の味わいは薄い
真鍮のような「重厚感ある金属の風合い」や、ステンレスの「シャープで無機質な質感」と比べると、アルミはやや実用的な印象になりがちです。
➡ 意匠性を重視する空間では、他素材の方が適している場合も。
「機能性×効率」で選ぶならアルミは最有力候補!
比較項目 | アルミ | ステンレス | 真鍮 |
---|---|---|---|
軽さ | ◎ 最軽量 | △ 重い | × 最も重い |
加工性 | ◎ 高い | △ 硬く難しい | △ 柔らかいが扱いにくい |
耐久性 | △ 要注意 | ◎ 高耐久 | ◎ 重厚で長持ち |
高級感 | △ 実用的 | ◯ シャープ | ◎ 美術性あり |
コスト | ◎ 安価 | △ 中程度 | × 高価 |
まとめ
どんなときにアルミを選ぶべきか?🤔
✅ 軽さ・施工効率を優先したいとき
✅ 現場での取り回しをラクにしたいとき
✅ コストを抑えつつ一定の機能を確保したいとき
✅ 見た目よりも“使いやすさ・効率”を重視したいとき
運搬効率も、施工性も、コストも。
すべての課題を“軽く”してくれるのがアルミ素材です。
用途や環境に応じて、最適な素材選定をご提案いたします。
「アルミでいける?」「真鍮じゃないとだめ?」などのご相談も歓迎です。
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