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【設計者・プランナー必見!】用途で選ぶ、ちょうどいいカガミのサイズ感 No.299


掲載日:2025.08.05

最終更新:2025.08.05

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の桑原です。

今回は「鏡のサイズ」についてのお話です。

洗面ミラーや姿見、全身ミラーなど、なんとなくのイメージでサイズを決めていませんか?
じつは、“使う目的”をベースに考えることで、より快適で安全なミラー選びができるんです。

ここでは、シーン別におすすめのサイズ感をご紹介します!

■小型洗面ミラー|一人暮らしや狭い場所にぴったり

朝の洗顔や歯磨きなど、身だしなみチェックに使う小型ミラーには、
幅400〜600mm × 高さ500〜800mmくらいがちょうどいいサイズです。
特に一人暮らしの方や、トイレ横の小さな手洗いスペースなどにはコンパクトなサイズが◎。

■標準サイズの洗面ミラー|家族みんなで使いやすく

ファミリー向けの洗面所では、二人並んで使えるゆとりのあるサイズ感が嬉しいですよね。
幅600〜900mm × 高さ600〜1000mm程度が目安。
朝の混み合う時間帯でもスムーズに使えます。

■姿見(スタンドミラー)|コーデチェックの定番

全身のコーディネートをチェックするには、姿見サイズがおすすめ。
幅300〜500mm × 高さ1400〜1800mmくらいのスリムタイプなら、玄関や部屋の隅にも設置しやすく、スペースを取らずにしっかり映せます。

■動きまで映す全身ミラー|介護やリハビリにも

屈伸運動や体の動きまで確認したいときは、より大きめの全身ミラーが活躍します。
目安は、幅600〜900mm × 高さ1800〜2000mmほど。
リハビリ室や介護施設など、動作確認が必要なシーンに適しています。

■ダンス用ミラー|“壁一面”がスタジオの定番!

ダンススタジオでは、大きな動きやジャンプの確認が大切です。
幅900mm以上を連続して設置する“壁一面ミラー”が主流で、高さも2000mm以上が一般的です。
ポーズやフォームの確認にも◎。

■子ども用ミラー|低めの位置で“自分の顔が映る”安心感

子どもが自分の姿を確認しやすいよう、目線の高さに合わせた低めの位置への設置がポイントです。
幼児〜小学生の場合、床から500〜800mm程度に鏡の中心が来るように設置するのが目安です。
鏡サイズは、幅300〜500mm × 高さ600〜1000mm程度がおすすめ。
洗面台やトイレの横などに設置する際は、成長に合わせて高さを変更できる仕様や、上下2段構成のミラーにする工夫も有効です。

■車椅子利用者向けミラー|座位での使いやすさを最優先に

車椅子を使用する方の目線は、床から約1200mm前後が目安。
そのため、洗面での使用なら800〜900mmの位置に設置し、ミラー高さが800〜1000mm程度になるようなサイズ設定が推奨されます。
同様にエレベーラーでの使用なら400mmの程度の位置に設置し、高さ1500mm程度のミラー高さでと使用するシチュエーションで高さも変わってきます。

鏡までの距離が近くなるため、ややワイドな視野を確保できる幅広設計も効果的です。
また、接触による事故を防ぐために、端部の面取りや保護材(樹脂ガードなど)も忘れずに。

■ 安全確認用ミラー|工場や屋外に設置する場合

安全確認が目的のミラーでは、サイズよりも「死角をどこまでカバーできるか」が重要です。
丸型なら直径300〜600mm、平面タイプなら幅600〜900mmが一般的な目安です。
状況に応じて角度や取り付け位置を工夫すると効果的です。

■サイズ選びのちょっとしたコツ

“大は小を兼ねる”とは限りません。まずは設置スペースとのバランスをチェック!
・鏡に映したい範囲+10〜20cmの余白があると、見やすく快適です。
・樹脂製ミラーは軽くて扱いやすい反面、大型だと歪みが出やすいので、素材の特性も考慮しましょう。

\次回予告!/

「設置条件に合ったカガミ金物の選び方」を特集予定です。お楽しみに!

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最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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