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【用途別】洗面ミラー・姿見に最適な「カガミ金物」の選び方とは? No.305
掲載日:2025.08.21
最終更新:2025.08.21
こんにちは、スリーナイン島野株式会社の桑原です。
前回は、鏡のサイズ選びについてシーン別にご紹介しました。
今回はその続編として、実際に鏡を取り付ける際に欠かせない「金物(取り付け金具)」の選び方にフォーカスします。
特に、「洗面ミラー」と「姿見」の2つの用途に絞って、代表的な金物の使い分けと特徴をわかりやすくご紹介します。

洗面ミラー編|“安全・清潔・スマート”がキーワード
洗面空間は、水や湿気、洗剤などが日常的に使われる場所です。だからこそ、金物には「耐水性・耐久性・清掃性」が求められます。
洗面ミラーは比較的小型なため、ミニマルに取り付けられるポイント支持タイプ(金物で数カ所を固定)でも設置が可能です。
とはいえ、確実な保持力と転倒防止の観点から、上下方向で鏡を支える「片長チャンネルタイプ」が基本です。
【主な使用金物】
・ポイントタイプ(例:二重折鏡押)
- 壁面に直接取り付けるコンパクトな支持具で、意匠性が高く、壁面との一体感が出せます。
・片長チャンネル(上下)
- 鏡の下端と上端を水平に支えるレール型の金物。簡潔な取り付けながら安定性に優れています。
【選定のコツ】
・洗面まわりでは、水や湿気に強いステンレス製金物がおすすめです。
・鏡が小型で軽量な場合でも、上下2点支持を基本にすると、より安心感が得られます。
・二重折鏡押などのポイント支持は意匠重視の場面に効果的ですが、補助的な使い方も推奨です。
姿見(スタンドミラー)編|“映す範囲”と“安全性”の両立
姿見は、比較的大型で接触の可能性も高いため、しっかりとフレームで囲い込む設置方法が基本です。
特に、上下で鏡をしっかり支える「片長チャンネル」や、四方を囲う「フレームタイプ」の金物が適しています。
【主な使用金物】
・片長チャンネル(上下)
- 鏡を上下でがっちり保持する基本スタイル。壁面への安定固定が可能です。
・片長チャンネル(四方)
- フレームのように鏡を囲うことで、接触時の安全性や飛散防止性が向上します。
【選定のコツ】
・設置壁が石膏ボードの場合は、補強下地の確認を必ず行いましょう。
・ミラーが大きい場合、下部だけでなく、上部・左右もチャンネルで固定することで、剛性を確保できます。
・震動や地震対策として、上下の固定はマストです。
まとめ
鏡の取り付けは「見た目」だけでなく「安全性」も非常に重要です。
サイズや設置場所に合わせて、適切な金物を選ぶことで、長く安心して使える空間づくりが実現します。
\次回予告!/
「ダンス用ミラー」など、
大型ミラーに使われる金物の選び方をご紹介予定です。
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