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ガラス引戸の厚み比較ガイド|5mm・8mmの違いと失敗しない選び方 No.309
掲載日:2025.08.27
最終更新:2025.08.27
こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。
ガラス引戸の厚み選びはなぜ大事?
ガラス引戸は、住宅の収納扉から店舗ショーケースまで幅広く使われています。
見た目は同じでも、ガラスの厚みで操作性・安全性・コストが大きく変わるのをご存じでしょうか。
特によく使われるのが 5mmガラス と 8mmガラス。
今回は、住宅収納と店舗什器の両面から、それぞれの違いと選び方を解説します。
5mmガラス引戸の特徴と用途
特徴
・軽量で開閉がスムーズ
・コストが安く、加工も容易
・小型サイズに適している
主な用途(住宅・店舗)
・住宅の収納扉、吊戸棚
・書棚や食器棚などの家具
・小型ショーケースや展示什器
🌼軽さと扱いやすさを重視する場合に最適。
8mmガラス引戸の特徴と用途
特徴
・厚みがある分、強度・安定感が高い
・高級感を演出できる
・割れにくいが重量が増すため施工に注意
主な用途(住宅・店舗)
・店舗や商業施設の大型ショーケース
・高級感を求める住宅の間仕切り扉
・パブリックスペースでの什器やガラス壁面
🌼強度・安全性・高級感を優先する場面に選ばれます。
【比較表】住宅収納・店舗什器における5mmと8mmの違い
項目 | 5mmガラス引戸 | 8mmガラス引戸 |
---|---|---|
重量 | 軽く操作しやすい | 約1.6倍重い |
開閉のしやすさ | ◎ 家具・収納向き | △ 大型什器は重みを感じる |
強度 | △ 小型サイズ向き | ◎ 大型・高頻度使用向き |
安全性 | ○ 割れやすいが軽量 | △ 割れにくいが重量に注意 |
コスト | 安価(住宅向き) | 2〜3割高い(店舗什器向き) |
主な用途 | 家具・住宅収納・小型什器 | 店舗什器・大型ショーケース・間仕切り |
安全性と金物の関係
・5mmガラス → 軽量なので一般的な戸車・レールで十分対応可能
・8mmガラス → 重量が増えるため、対応できる金物(強化戸車・レール)を必ず選定する必要あり
・適合していない金物を使うと「ガタつき」「レール摩耗」「扉落下」のリスクが高まります
🌼ガラス厚みと金物は必ずセットで検討しましょう。
コスト面の違い
・材料費:厚くなるほど価格は上昇(5mm→8mmで約2〜3割アップ)
・施工費:重量が増すため搬入や設置コストも影響
・金物費:8mm対応品は5mm用に比べて高額になる傾向
🌼「ガラス+金物+施工費」をまとめて比較することが重要です。
まとめ:厚みは「用途+安全性+コスト」で選ぶ
・5mmガラス引戸 → 軽量・安価。住宅収納や小型什器に最適。
・8mmガラス引戸 → 強度・高級感重視。大型ショーケースや店舗什器に最適。
選ぶときのポイントは、
1、ガラスサイズ(大きさ・重さ)
2、設置場所(住宅か店舗か)
3、使用頻度と安全性
これらを基準に厚みを決めると失敗が少なくなります。
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