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ガラスショーケースのよくあるトラブルと解決方法|引戸・開き戸別に解説 No.314


掲載日:2025.09.02

最終更新:2025.09.01

こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。

店舗や施設、オフィスなどで活躍するガラスショーケースは、美観を保ちつつ安全に使うために、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。
しかし、長期間使用していると「扉が動かない」「鍵がかからない」など、さまざまな不具合が発生します。

今回は、ガラスショーケースを 引き戸タイプ開き戸タイプ に分けて、よくあるトラブル事例と修理・交換方法、メンテナンスのポイントをご紹介します。

引戸タイプのトラブルと修理・メンテナンス

😵よくある不具合

1、引戸が重くて動かない/引っかかる

 → 戸車の摩耗や破損、下レールにゴミが詰まっている場合が多いです。

2、引戸がガタつく/隙間ができる

 → 戸車の高さ調整不足や、部材の劣化が原因です。

3、引戸が外れやすい

 → 上レールとの隙間が広すぎる、または下地に歪みがあるケースがあります。

4、施錠できない/閉まりが悪い

 → 錠前と扉のかみ合わせ不良や、戸先の変形が考えられます。

🔧修理・交換の方法

・戸車やレールを清掃し、必要に応じて交換する

・扉の高さやかみ合わせを調整する

・錠前を交換・調整して確実に施錠できる状態にする

💡メンテナンスのポイント

・レール部分は定期的に清掃し、ゴミやホコリを取り除く

・扉の開閉が重くなったら早めに点検・修理を行う

開き戸タイプのトラブルと修理・メンテナンス

😵よくある不具合

1、蝶番が緩む/扉が下がる

 → ネジの緩みや重量ガラスによる負荷で発生しやすいです。

2、扉が閉まりきらない/隙間ができる

 → 枠の歪みや緩衝材の劣化が原因となります。

3、施錠できない/鍵がかからない

 → 錠前の摩耗や、扉と枠のズレによるものです。

4、ガラスにヒビが入る

 → 開閉時の衝突や、不適切なガラス厚みの使用が原因です。

🔧修理・交換の方法

・蝶番を増し締め、または交換して安定させる

・緩衝材を交換し、隙間を解消する

・錠前を交換・調整して施錠不良を改善する

・ガラスの割れがある場合は、安全性を考慮し早めに交換する

💡メンテナンスのポイント

・蝶番や錠前は定期的に点検し、緩みや摩耗をチェックする

・強化ガラスや飛散防止フィルムを採用すると安心

専門業者に修理・交換を依頼すべきケース

ガラスショーケースは見た目以上に繊細な構造を持ち、重量ガラスを扱うことも多いため、以下の場合は専門業者への修理依頼をおすすめします。

・公共施設や店舗など、多くの人が利用する場所

・防犯性や安全性を重視する展示ケース

よくある質問(FAQ)

Q1. ガラスショーケースの扉が動かないのですが、自分で修理できますか?

A. まず試していただけるのは「掃除や簡単な点検」です。例えば、戸車やレールにたまったゴミやホコリを取り除くだけで改善することがあります。
ただし、戸車の摩耗や部材の破損など「部品交換」が必要なケースは危険を伴います。その場合は無理にご自身で行わず、専門業者にご相談ください。

Q2. 鍵がかからなくなった場合、錠前だけの交換は可能ですか?

A. 可能です。錠前の摩耗やズレが原因の場合、錠前本体の交換やかみ合わせ調整で解決できます。ただし、扉枠が歪んでいる場合は、錠前だけでなく扉や枠の修理も必要になることがあります。

Q3. 定期的なメンテナンスはどれくらいの頻度で行えば良いですか?

A. 使用頻度や設置環境によりますが、年に1~2回の点検をおすすめします。特に店舗や公共施設など、多くの人が使用するショーケースは摩耗が早いため、こまめな確認が安心です。

Q4. ガラスにヒビが入った場合、そのまま使っても大丈夫ですか?

A. 非常に危険です。ガラスは小さなヒビから一気に破損する可能性があります。安全のため早めに交換してください。強化ガラスや飛散防止フィルムを採用すると安心です。

Q5. 修理と交換のどちらにすべきか迷ったらどうすれば良いですか?

A. 「部材が摩耗しているだけなら修理」「ガラスや枠に歪みや破損があるなら交換」が目安です。ただし正確な判断は現場確認が必要ですので、まずはお気軽にご相談ください。

Q6. メンテナンスは自分で行った方が良いですか?それとも業者に依頼すべきですか?

A. 日常的な清掃や簡単なチェックはご自身で可能です。しかし、大型のショーケースや重量ガラスを扱う作業は専門業者に任せるのが安全です。
小型のショーケースであっても、ガラスは思った以上に重く、慣れていないと小さな衝撃で破損することがあります。自分でできるか迷ったときは、まずは一度業者へ問い合わせてから判断することをおすすめします。

まとめ

ガラスショーケースのトラブルは、引戸と開き戸で原因や修理方法が異なります。

🎈引き戸タイプ:戸車やレールの不具合が多く、清掃・調整・交換で改善できることが多い

🎈開き戸タイプ:蝶番や錠前の劣化が原因となり、部材の修理・交換が必要

定期的なメンテナンスと早めの修理対応が、ショーケースを長持ちさせるポイントです。

現在ショーケースの不具合や修理・交換でお困りでしたら、私たちにご相談ください。
経験豊富なスタッフが状況を確認し、最適なご提案をいたします。

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