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コマのいらない引き戸!?「直引きレール」の魅力とは No.338


掲載日:2025.10.30

最終更新:2025.10.30

こんにちは、スリーナイン島野㈱の桑原です。

今回は、「コマのない引き戸」――その名も『直引きレール』についてご紹介します。

食器棚や本棚などで見かけたことがある方も多いかもしれません。当社でもこの“コマを使わずに動くレール”を取り扱っており、意外と知られていないその特徴を、一般的な「コマ付レール」と比較しながらご説明します。

直引きレールとは?コマなしでスッキリ見せる!

通常の引き戸は、戸の下に“コマ(戸車)”を付けてレールの上を転がす構造になっています。一方、直引きレールはそのコマを一切使わず、戸をレール上で直接スライドさせる仕組み。コマや金具を組み込む必要がないため、見た目がとてもスッキリしており、構造もシンプルです。

DIY好きな方や、初めて引き戸を取り付ける方にも扱いやすい点が魅力です。「部材が少ない=加工も少ない」ので、気軽にトライしやすい構造になっています。

コマ付レールとの違いによる注意点!

もちろん、直引きレールにも注意すべき点があります。それは、「転がす」か「滑らせる」かの違いです。

🟢コマ付レール:戸車が回転してスーッと軽く動く
🟢直引きレール:指で“滑らせて”動かすため、多少の抵抗がある

つまり、引き戸の重さがそのまま操作の重さに影響します。そのため、直引きタイプは「軽量引き戸専用」と考えるのが基本です。

※ガラス戸の底面もしっかり面を取ることで接地面を減らすことで若干軽くすることも工夫の一つです。

目安としては、450角(5mmガラス:約2.5kg)~最大でも500角(約3kg程度)まで。このくらいのサイズ感であれば、快適に動作します。家具や食器棚などの小型用途にぴったりですね。

素材選びで変わる!滑りの違い

当社では「ステンレス」「アルミ」「塩ビ(プラスチック)」など、素材の異なる直引きレールを取り揃えています。

🔵プラスチック製:滑りが良く、軽い引き心地
🔵金属製(ステンレス・アルミ):耐久性が高く、強度が必要な場面に最適

たとえば見た目を重視した家具や屋内什器ではプラスチック製、耐久性や清掃性を求める場所では金属製、というように使用シーンに合わせた選択が大切です。

まとめ:サイズと素材を意識して、スマートに活用!

「直引きレール」は、構造がシンプルでスッキリ見えるうえに、DIYにも適したアイテムです。ただし、重量物には不向きなので、用途・サイズ・素材のバランスを意識して選ぶことがポイントです。

軽やかに動く「コマ付タイプ」と、見た目が美しくスッキリ納まる「直引きタイプ」。シーンに応じて使い分ければ、理想的な引き戸空間をつくることができます。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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