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ガラス引き戸のガタガタ音、原因は?|施工前にできる静音対策 No.346

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掲載日:2025.12.15

最終更新:2025.12.15

こんにちは、スリーナイン島野㈱の西野です。

引き戸を使い始めてから、こんなお悩みを耳にすることがあります。

「扉がカタカタと音を立てて落ち着かない」

「風や人の動きで扉が微妙に揺れて音が鳴る」

「静かな空間だからこそ、余計に音が気になる」

このような“ガタガタ音”は、必ずしも施工不良や製品不良ではなく、
引き戸がレールの中でわずかに振れてしまう構造が原因となっていることが少なくありません。

音の発生源は、見えないレールの中

引き戸はスムーズに施工・開閉ができるよう、レールとの間にある程度のクリアランス(隙間)を持たせて設計されるのが一般的です。

ところがそのわずかな隙間が、

・使用中の振動
・空調の風
・通行人の気配

といった日常の要因で“揺れ”を生み、
結果として「カタカタ」「コツコツ」といった音になって現れてしまうのです。

ガタガタ音を防ぐには、商品選定の段階がポイントです

このような音の問題は、完成してから気づくケースが多いため、
「何か後から貼る」「部材を追加する」といった対応が想定されがちですが、
根本的な対策は、商品選定の段階から始まります。

当社の「防虫レール」は、
レール内部に透明ポリカーボネート製のインナーを内蔵しており、
このインナーが引き戸の振れを抑える役割を果たします。

振れを抑えることで、音を未然に防止

この透明インナーには以下のようなメリットがあります。

・ガラス戸の左右の振れを吸収

・開閉時の“ガタガタ”“コツコツ”音を軽減

・高い透明度で仕上がりも美しく、視界の妨げにならない

・耐久性があり、長期間安定して使用可能

「静かな引き戸」はレール選びから

「音が出ないようにする」
「静かな空間をつくる」
「使い始めてからも快適に保つ」

これらはすべて、
部材を選ぶ段階で叶えることができます。

防虫・衛生・防音を意識する空間や、
静けさを求められるシーン(店舗・医療施設・ショーケースなど)では、
ぜひ振れ止め機能を持ったレールをご検討ください。

おすすめ使用シーン

・飲食店やカフェの配膳カウンター

・調剤薬局の受付窓

・病院・クリニックの静音空間

・ショーケースや展示空間

・オフィスの会議室

まとめ|快適さも含めた“見えない部材選び”を

・ガタガタ音の原因は、レール内のわずかな振れ

・音の対策は、完成後よりも選定段階が効果的

・防虫レールの透明インナー構造が、静かな引き戸を支えます

静音性まで考慮した引き戸設計・施工のために、
部材選定の段階から、ぜひご検討いただきたい製品です。

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回もお付き合いの程、よろしくお願い致します。

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