999の部屋

40.2025EXPOその3


掲載日:2025.05.07

最終更新:2025.05.07

 先日、2025EXPOに行ってきた感想も含めたブログの第3弾です。

 今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」ですが、色んなパビリオンを見学していく中で、そのテーマと一番合致するものは何だろうかと、考えました。もちろん色んな社会課題を解決する新技術が沢山あり、驚きや興奮を感じます。また空飛ぶクルマは是非、目の前で見てみたかったので少し残念でした。そのほかにも驚くような技術がたくさんありました。しかし、よくよく見てみると、人間中心の社会デザインになっているのでは?と感じるものもありました。

異常気象が当たり前になりつつあり、温暖化という言い方も地球沸騰というワードが出てくるようになりました。ここ数年も毎年暑い夏がやってきて、例えば暑すぎるので学校ではプールは中止というような自分が子供の頃は考えられないような気温、気候になっています。国連の気候変動に関する政府間パネル(ICPP)では、太陽活動の影響があるのも事実だけれども、温暖化は人間活動の影響であるのは「疑う余地がない」という報告をあげています。そんな中で、本当に解決すべき地球との共存。多くの有識者や企業も問題意識をもち、その解決になる技術開発を進めています。確かに何億年か後に地球は滅びるでしょう。だから仕方ないではなく、子や孫の世代、そして少しでも先の時代にまで美しい地球を残していく責任が我々にはあります。

その時に必要なのが、私は人類が利己主義から脱却することだと思います。「今だけ良ければ」「ここだけ良ければ」「自分だけ良ければ」という分断思考から「今から、ここから、自分から」という統合思考、共存思考への転換が求められていると思います。そういう意味では、ネタバレになってしまうかもしれませんが、null2のパビリオンで感じた「囚われからの脱却」は全パビリオンを見ていませんが、非常にストレートにそこに切り込んでいると思いました。

 具体的に解決する技術は、いろいろな企業や国家が必死になって開発を進めてくれています。しかし、私が感じるそれらの中でも最も重要で、根源的な事、それは「ひとりひとりの思考の転換」。

領土の奪い合い、関税による経済戦争、人類はいつまでそんな愚かな、利己主義を続けるのでしょうか?我々は地球市民。たった一隻の「宇宙船地球号の共同乗組員」です。目先の奪い合いに奔走するのではなく、全人類が協力して地球・自然と共生を目指す社会こそが未来社会のデザインだと個人的には考えています。そんな想いや願い、祈りが溢れる社会の創造を目指して、私自身は仕事に精進します。

万博を通じて、改めて地球の素晴らしさ、自然の偉大さ、多くの気付きや感動を得られました。まだ全然回れていないので機会をつくって見に行きたいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。


島野

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