999の部屋

41.OpenAIの経営主体


掲載日:2025.05.26

最終更新:2025.05.26

 先日、新聞にアメリカのOpenAI社がNPOから営利企業に経営主体を移す計画を取りやめると発表した。という記事が載っていました。理由は人工知能の開発が急速に進む中、開発で先行する同社が株主利益の追求に走る事は、安全性の軽視に繋がるとの批判的な意見があり、営利企業への移行を断念したという事だそうです。

最近世界では、不毛な関税合戦や領土の奪い合いがあり、人類の良心はどこかに行ってしまったのか。と心配になることが多かったのですが、このニュースを目にしたときに、まだ良心のかけらは残っていたんだと、ホッとした部分もありました。

 ただ、ふと頭をよぎったのは、そもそも世の中には、株主利益の追求に走る事で、地球環境や人類の進歩発展を軽視している企業が沢山あるじゃないか。という事です。大量生産、大量消費を促し、売れ残れば大量廃棄をするという業界もまだまだあります。効率化、生産性の向上だけを追求し、必要以上に作るから無理矢理販売する。営業活動の中に「売り込み」という言葉がなんの違和感もなく使われている事を考えると、人類の欲の追求は際限が無いと感じます。

業績を向上させることは何も間違ったことだとは思いません。ただ、会社の業績の向上には同時に、そこに関わる人の人間性の向上、そして社会や未来、環境への貢献がセットになっていることが私は、大切だと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。


島野

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