999の部屋
45.第5土曜日勉強会
掲載日:2025.06.23
最終更新:2025.06.23
弊社では、通常週休2日制をとっていますが、年に数回ある第五土曜日は出勤日としています。昔は通常営業日にしていましたが、2011年1月から半日は営業して半日は研修の日にする事にしました。開催し始めて15年程経ち通算50回ほど開催していています。勉強会の内容は色々ありますが、基本的には人間性を磨くことが中心です。知識を得るための勉強会というのは、少ないです。人間性を磨くとは「観の発達」という事を大切にしていて、観の発達とは、人生観、幸福観、死生観、仕事観、家族観・・・などなど、ものの見方、とらえ方、考え方をより豊かに変化させていくことと定義しています。 例えば、恥ずかしながら私自身も、社会人になりたての頃は、いかに楽に沢山のお金をもらえるか、という仕事観であったように思います。「お客様の為」とか「社会の為」とかそんな事はまずは外において、「自分の為」という近視眼で仕事を捉えていました。しかし仕事をしていく中で、お客様に叱ってもらったり、喜んでもらえたり、色々な人との出会い、家族が増えるなど人生経験を重ねていくうちにだんだんと仕事に対する考え方、とらえ方が変わって行きました。アルバイトと仕事の違いは?売上とは?利益とは?仕事仲間とは?しあわせとは?自分の視野や考え方が拡がる経験をしてきました。そしてこれは基本的に暗黙知であることが多いです。私はこう思う。なぜあいつはそう捉えるんだろう。そういう対立や食い違いが起こるのは仕方が無いと思っていましたが、それは、組織としては大きな損害であると、あるときに感じました。さらには組織としての損害だけでなく、より豊かな考え方を共感、共有する事が、人間性を磨く事に繋がると思っています。考え方を強制・強要する必要は無いと思っています。ただ自分の考えを私物化して対立させていても組織の力にはならない。組織全体で会社を運営している以上、組織の力にするためにも、その見方、とらえ方、考え方を共有する場を作っていこう。暗黙知を共有知にしていこうというのが勉強会の主な目的となっています。その為にも従業員お互いが背景を知る機会というのを作ったり、対話してなぜそう捉えるのか、自問自答する機会を日々の日報(弊社ではステップノートと名付けています)で上司や仕事仲間と対話する場を作ったりしています。色々な考えの人がうちの会社にはいますが、15年間この勉強会を続けてきて、うちの会社には、「お互いに思いやりを持って接する社員がどんな会社よりもたくさんいる」、と自信を持って言えます。まだまだ道半ばで最終的には「社員みんなが、社会や未来と共にしあわせな人生を送っている」と言えるようになるのが、目標です。毎日コツコツと積み上げていきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野