999の部屋
48.ブルーインパルス
掲載日:2025.07.15
最終更新:2025.07.15
7月12日、13日に大阪・関西万博においてブルーインパルスによる展示飛行が行われました。計2日で何人の方がその姿を目にしたのでしょう?私の家の近くの公園でも沢山の人が集まって、時間になると空を見上げていました。私も飛行機の飛ぶ姿を見ていました。通常空を飛ぶ旅客機とは高さが違うからでしょうか?ものすごいスピードで飛ぶ飛行機にすごいと感じるのと共に、飛行機の形が戦闘機に似ていて、ふとこの飛行機に銃や爆弾が積んであったら・・・。と思うとものすごい恐怖感も覚えました。それこそ第二次世界大戦中であれば、空襲警報が鳴り響き、急いで防空壕に潜り込んでいたのかもしれません。そしてそれは、遠い昔の話ではなく、今現在でもウクライナやイスラエル、イランでは、同じように戦闘機が飛んできたら、住民は恐怖を覚えているのではないかと複雑な気持ちになりつつ、この違いは何なのだろうと思いました。
方や殺戮兵器としてみんなが逃げ惑い、もう一方はみんなが歓声をあげて笑顔で見上げている。(正式には、ブルーインパルスは戦闘機ではないようです。)全く同じ飛行機ではありませんが、モノは使い方によって大きく価値が変わるのだと痛感しました。
逆の話ですが、ダイナマイトは掘削を容易にするため開発されましたが、いつの間にか、爆弾という殺戮兵器として使われる様になりました。その事に非常に心を痛めた開発者のノーベルさんは「ノーベル賞」を設立した。という話を聞いたことがあります。
同じものでも、使われ方、提供の仕方など、工夫する事によって、価値を大きく変えることが出来る。われわれメーカーは、どうしても「何を作るか」という製品の性能や機能、デザインなどモノに視点が集中してしまいますが、「どう使われるのか」をもっともっと哲学する事によって価値を大きく高める事が出来る。と学ばせてもらった週末でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野