999の部屋

56.スポーツと武道


掲載日:2025.09.29

最終更新:2025.09.29

先日、弊社のアスリート採用で働いてくれている社員が所属しているチームのGMの方がご挨拶に来られました。訪問依頼の連絡があったときから暗に、スポンサーのお願いかな(笑)と思っていましたが、一応どんな所で働いているのか、という事も含めての訪問でした。基本的に弊社では、練習や試合には気兼ねなく参加出来る様に融通を利かせようと対応しています。

 弊社で働いてくれているのは、Vリーガーですが、私が小学生の頃は、プロスポーツと言えば、プロ野球。あとはゴルフ、ボクシング、プロレス、テニス、相撲?くらいだったでしょうか?1992年にJリーグが発足して、そこから今ではBリーグやTOPリーグなどバスケットボール、ラグビーなどがプロ化に進んで行ったように思います。他にもバレーボールや、卓球、Xリーグ(アメフト)など様々な競技がプロ化を目指しているのが現状ですが、どの競技においても、名前はプロと付いていても、アルバイトをしながらでないと生活が出来ないというのが、当たり前であったように思います。日本だけでなく、世界各国のスポーツ選手のうち、どのくらいの割合の人がスポーツだけで生活が出来るのでしょうか?

 日本では、自己修練としての武道というのが、根付いている部分もあります。その名の通り「武の道を究める」というのが目的で、そもそも勝ち負けやエンターテインメントとして、観客に見てもらうものでもないという考え方もあるように思います。

 オリンピックで人気のある、柔道も「JUDO」としてルールも少しずつ変更されているように感じます。プロスポーツとして成り立つ為には、賞金を稼ぐ事、エンターテインメントとして、収益を上げることが必須条件です。

 厳しいようですが、弊社に来られたGMの方にも、スポンサーになって「お金下さい」モデルでは長続きしないのではないか?と疑問を投げかけさせてもらいました。競技全体としてのビジョンも必要でしょうし、チームとしてもしっかりとしたビジョンを立てる必要があると思います。ヨーロッパのサッカーが世界戦略としてアジアや中東に進出したのもそうでしょうし、アメリカのメジャーリーグもアメリカ国内だけではなく、世界に向けてグローバルな展開をしているのも、同じ事だと感じます。

 現代はスマホの存在や、多様化する娯楽によってスポーツも観客を集めるのがとても大変な時代になっていると思います。将来のスポーツ選手を支えてきた、学校のクラブ活動というのも、教員の働き方改革という状況もあり、昔と比べてかなり変わってきているように思います。

 私自身は、勉強以上にチームスポーツで学ばせてもらったことも多く、身体を動かしながら、しんどい練習と向き合いながら学んだ事が今の人生に大きな影響を与えているように思います。プロスポーツとしての役割は、エンターテインメントだけでなく、地域に根ざすことや、将来のプロスポーツ選手を育てること、教育の観点・・・色々な側面が出てきていると思います。もしかするとスポーツはすべてがプロ化することがゴールではないような気もします。もちろんスポーツだけでなく、芸術的な事や、文化的な事もあり、より豊かで色んな人が活躍出来る社会はもっともっと可能性があるんだと思います。

 そんな社会への貢献に弊社も少しでもお役に立てると良いと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。


島野

いいね! (10 投票, 平均: 1.00 / 1)
読み込み中...