999の部屋
79.陽明学
掲載日:2026.04.27
最終更新:2026.04.27
私事ですが、15年ほど前にご縁があって、陽明学を学ぶ機会がありました。陽明学は中国明代の思想家「王陽明」が大成した儒学で「心即理」「知行合一」「事上磨錬」「致良知」など人は本来善なる良知をもっていると考え、それを実践すること、良知を発揮することが道徳的生き方だと説く、体認実学の思想です。
私は、個人的に陽明学は勝手に「陽明道」だと思っています。知識で学ぶよりもそれを実践する道として生きる事が学ぶ事に繋がると考えています。たまに宗教と間違えられたり、絶対的な経典があると勘違いされやすいですが、私は最も本来の日本人が持っている「徳」と言われるようなものを大切にする教えだと思っています。あくまでも個人的な意見ですが、中国発祥の思想なのに、中国では絶学と言われ、1966年から1976年頃までの「文化大革命」で途絶えてしまったと言われています。歴史上の日本の偉人にも陽明学を学んだ人は多く、日本の文化、経済、習慣にも大きく影響を及ぼしているように感じます。
「すべての人は聖人である」誰かに教えられたわけでも、強要されたわけでも無く、人の心の中には何か事が起こったときには無条件で「助けたい」とか「優しい気持ち」があふれ出ます。例えば、赤ちゃんがハイハイをして井戸に落ちそうになったら、思わず助ける。電車で座っていたら前から足の悪い年配の人が乗ってきたら「変わってあげた方がいいかな?」と感じる。本来人が持っている「思いやる心(良心)」は誰の心にも備わっています。しかし、次の瞬間「エゴイズム(我欲)」が顔を出します。そんなことしたって、しんどいだけ。何の得にもならない。そうやって自分の良心に蓋をして生きてしまう。まさに知行合一をするのは、難しいものです。そしてどんな小さな事でも事上磨錬、その事と向き合って事の上で心を磨く。
先日、陽明学を教えて頂いた日本のいや、現生では世界NO.1の学者先生の息子さんとお会いする機会がありました。日々、実践しているつもりでいましたが、改めて陽明学を学び、更なる実践(事上磨錬)を続けたいなぁと、感じました。
最後までお読みいただきありがとうございます。 こんな会社ですが、一緒に仕事がしたいという企業様、働いてみたいという就職活動をしている方は是非ご連絡ください。
島野
(16 投票, 平均: 1.00 / 1)