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【続編】展示替えがラクなのは開き戸!じゃあ「パノード」ってどうなの? No.291
掲載日:2025.07.10
最終更新:2025.07.09
こんにちは、スリーナイン島野株式会社の西野です。
前回の記事では、「展示替え作業のしやすさ」という視点から、引戸と開き戸の違いを比較しました。
今回はその続編として、開き戸タイプの中でも特に注目されている『パノード』についてご紹介します。
パノードってなに?
「パノード」は、展示ケース用に開発された特殊構造の開き戸+引戸ハイブリッド金物です。
一見するとスッキリとしたフラットなショーケースですが、実は片端または両端に開き戸を配置し、それ以外は引戸で構成されています。
これにより、展示替えの利便性と省スペース性を両立した設計となっています。

パノードが選ばれる3つの理由
① 開口部が広くて作業しやすい
パノードの開き戸は、最大ガラス幅1450mm・高さ2600mm(10mm厚)まで対応。
人が中に入って作業できるほど大きく開くので、立体展示や大型品の出し入れも安心です。
② フラットな意匠
開き戸+引戸が段差のないフラット仕上げになります。
連窓にも対応しており、展示空間全体が一体感のある美しい空間になります。
帆立てや見切りが入らないため、鑑賞者の目線も遮りません。
③ 操作がとにかく簡単
開閉はすべて手動でシンプル操作。
工具や鍵などは不要で、誰でも直感的に開け閉め可能です。
開き戸だけじゃない「パノード」の構成
パノードは、以下のような組み合わせで構成されています
・開き戸(端部に配置)
・引戸(中央部)
・上下レール(SUS304ステンレス)
・専用ハカマ・ヒンジ・ロックなどの金物
特に上下のパノードレールはフル長4000mmに対応しており、大型ケースにも柔軟に対応可能です。
実際の使用条件・スペック
項目 | 仕様 |
---|---|
対応硝子厚 | 8mm、10mm、12mm |
最大高さ(H寸法) | 8mm:2200mm / 10・12mm:2600mm |
最大幅(W寸法) | 開き戸:1450mm / 引戸:1500mm |
最大重量 | 開き戸:80kg / 引戸:75kg |
主な材質 | ステンレス(SUS304)、アルミ、真鍮、POMなど |
こんな場所におすすめ!
美術館・博物館など、展示替えを定期的に行う施設🎨
高さ2m以上の大型ショーケース🏛
省スペース+作業効率の両立が求められる空間🧳
デザイン性を損なわず、視界を遮らない構造が求められる場所👀
最後に:パノードは“開き戸の進化形”
従来の開き戸は「開きすぎて危ない」「スペースを取る」といった課題もありましたが、
パノードは引戸との併用やフラット設計により、そうした不安要素を解消しています。
「使いやすさと美しさ、どちらも妥協したくない」という方に、ぜひおすすめしたい展示ケース構造です。
関連リンク
🔗【blog】リニューアル!”パノード”のご紹介 No.108
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